免許証のNFC読み取りが失敗する原因と対処法|iPhoneなら一発で成功した件

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免許証のNFC読み取り、AQUOS Rでは全滅→iPhone XSで一発成功した話

ネットで口座開設や各種契約の手続きをしていると、最近やたらと出てくるのが「本人確認書類のICチップをスマホで読み取ってください」という案内です。いわゆるeKYC(オンライン本人確認)というやつですね。

これまで自分は、ずっとスマホのカメラで免許証を撮影するタイプの本人確認しか使ったことがありませんでした。免許証の表・裏・斜めから撮って、さらに自分の顔とまばたきまで撮らされる、あの面倒くさいやつです。

今回はじめて「NFCで免許証のICチップを読み取る方式」に挑戦したのですが、これが最初は本当にうまくいかず、途中で投げ出しかけました。ところが端末を変えた瞬間にあっさり解決したので、その顛末と、うまくいかない人向けのチェックポイントをまとめておきます。

そもそも免許証のNFC読み取りとは何なのか

日本の運転免許証には、2007年頃からICチップが埋め込まれています。カードの中に小さなチップとアンテナ用のコイルが入っていて、スマホを近づけると電波でデータをやり取りする仕組みです。

ここで押さえておきたいのが、免許証のICチップはSuicaやEdyとは通信方式が違うという点です。SuicaはFeliCa(ソニーが開発した日本独自の方式)ですが、免許証は国際規格のISO/IEC 14443 Type Bという方式を使っています。マイナンバーカードやパスポートと同じ仲間ですね。

同じ「NFC」という括りではあるのですが、中身の規格が違うため、「Suicaは読めるのに免許証は読めない」という現象が起こり得ます。ここが今回のハマりポイントにもつながってきます。

読み取りには暗証番号が必要

免許証のICチップは、誰でも自由に中身を覗けるわけではありません。免許の交付・更新のときに自分で設定した4桁の暗証番号が2つ必要になります。

種類 読み取れる内容
暗証番号1 氏名、生年月日、住所、免許の種類、有効期限など
暗証番号2 本籍、顔写真(暗証番号1とセットで入力)

更新時に窓口で紙に書かされた、あの番号です。正直まったく覚えていない人も多いと思いますが、3回連続で間違えるとICチップがロックされます。解除には警察署や運転免許センターへ出向く必要があるので、うろ覚えの番号で何度も試すのは絶対にやめておいたほうがいいです。

まずはAQUOS Rで挑戦、しかしエラーの連続

最初に試したのは、手元にあったシャープのAQUOS Rでした。当然NFC搭載機種ですし、おサイフケータイも使える端末です。これで読めないわけがない、と思っていました。

ところが、これが何度やってもダメでした。

  • アプリの指示どおりに暗証番号を入れる
  • 背面に免許証をぴったり当てる
  • 数秒待つ
  • 「読み取りに失敗しました」

この繰り返しです。位置が悪いのかと思って、カードを上にずらしたり下にずらしたり、横にしたり縦にしたり、裏返してみたり。5分以上格闘しても、一度も成功しませんでした。

途中で「暗証番号が間違っているのでは」という不安もよぎりましたが、暗証番号が違う場合はそれ専用のエラーが出るはずなので、そもそもカードとの通信自体が成立していない様子でした。

このときの正直な感想は「こんな面倒くさい機能はたまらん」です。写真を撮るだけの従来方式のほうがよっぽど楽じゃないか、なぜわざわざこんな仕組みを使わせるんだ、と本気で思いました。

iPhone XSに変えたら、まさかの一発成功

半ば諦めつつ、ダメ元で手持ちのiPhone XSに同じアプリを入れて試してみました。

結果は、最初の1回であっさり成功

暗証番号を入力して、画面の指示どおりiPhoneの背面上部に免許証を当てたら、数秒で「読み取りました」と表示されて氏名も住所も本籍もきれいに出てきました。あれだけ格闘したのは何だったのか、と拍子抜けするレベルでした。

しかも一度成功すると、これがめちゃくちゃ速いんです。写真撮影方式のように、明るさを調整したり、影が入らないよう角度を変えたり、顔を撮ってまばたきしたり、といった手順が一切ありません。カードを当てて数秒で終わりです。

ここで評価が完全にひっくり返りました。NFC読み取りのほうが写真より圧倒的に便利だと。

なぜ端末によってここまで差が出るのか

体験として差が出たのは事実ですが、原因はひとつとは限りません。考えられる要因を整理してみます。

アンテナ位置の違いが大きい

iPhoneのNFCアンテナは背面の上部、カメラの下あたりに固定されています。機種が違ってもだいたい同じ位置なので、アプリ側も「ここに当ててください」と案内しやすいわけです。

一方でAndroid端末は、メーカーや機種ごとにアンテナの位置がバラバラです。背面中央だったり、やや下寄りだったり、端末によってまったく違います。この「どこに当てればいいのかわからない」問題が、失敗の最大の原因になりがちです。

Type Bへの対応状況

前述のとおり免許証はType B方式です。FeliCa(Suica)が使えるからといって、Type Bの読み取りがアプリ側から安定して扱えるとは限りません。端末とアプリの相性が出やすい部分です。

ケースや周辺環境

手帳型のケースや厚みのあるケース、金属プレート入りのケースを付けていると、電波が届かず読み取れないことがあります。また、金属製の机の上で読み取ろうとするのも失敗の定番です。

写真撮影方式とNFC読み取り方式の比較

項目 写真撮影方式 NFC読み取り方式
所要時間 数分(撮り直しが多い) 数秒から十数秒
明るさの影響 大きい(暗いと失敗) まったく関係なし
顔の撮影 必要な場合が多い 省略されることがある
手入力 住所などの入力が必要 一部またはすべて自動入力
必要な準備 免許証のみ 免許証と暗証番号2つ
失敗時のリスク 撮り直すだけ 3回ミスでロック
審査の速さ 目視確認で時間がかかる場合あり データ照合なので早い傾向

暗証番号さえ把握していれば、NFC方式のほうが手間も時間も圧倒的に少ないというのが実感です。

読み取れないときのチェックリスト

自分がAQUOS Rで失敗し続けた経験もふまえて、試すべきポイントをまとめます。

チェック項目 対処
スマホケース 手帳型・厚手・金属入りはすべて外す
置き場所 金属の机を避け、木の机や本の上で行う
当てる位置 iPhoneは背面上部。Androidは少しずつずらして探る
時間 音が鳴ってもすぐ離さず、5秒以上動かさない
他のICカード Suicaなどと重ねない。免許証1枚だけにする
ケーブル類 充電ケーブルやイヤホンを抜く
NFC設定 AndroidはNFCがオンになっているか確認
暗証番号 自信がなければ試さず、窓口で確認する

そしてもうひとつ重要なのが、どうしてもダメなら端末を変えてみるという選択肢です。自分の場合はこれが決定打でした。家族や知人のiPhoneを借りるだけで解決することもあります。

明るさは一切関係ない

最初に勘違いしやすいポイントとして書いておきたいのですが、NFC読み取りは部屋の明るさとはまったく無関係です。

カメラで「見て」読み取っているわけではなく、電波でデータをやり取りしているだけなので、真っ暗な部屋でも問題なく読めます。極端な話、カバンの中でも読めます。うまくいかないときに照明をつけたり明るい場所へ移動したりしても、効果はありません。

同じ理由で、カードの表裏もどちらでも構いません。アンテナのコイルはカード全体に埋め込まれているので、写真の面を向けても裏を向けても読み取れます。

iPhone XSでも十分現役

今回使ったiPhone XSは、発売から何年も経っている機種です。それでもICチップの読み取りは完璧にこなしてくれました。

免許証やマイナンバーカードのICチップ読み取りに関しては、おおむねiPhone 7以降であれば対応しています。最新機種でなくても問題なく使えるので、本人確認のためだけに買い替える必要はまったくありません。

まとめ

「NFCでの本人確認なんて面倒なだけ」と思っていたのが、端末を変えた途端に「これはもう写真には戻れない」に変わった、という話でした。

  • 免許証のICチップはType B方式で、Suicaとは別物
  • 暗証番号1・2が必要。3回ミスでロックされるので要注意
  • 明るさは無関係。表裏もどちらでもよい
  • Androidはアンテナ位置がバラバラで苦戦しやすい
  • iPhoneは背面上部に当てるだけ。XSでも問題なく動く
  • 成功すれば写真撮影方式より圧倒的に速くて楽

もし今まさに「何度やってもエラーが出る」と悩んでいる人がいたら、自分を責める前にケースを外して、机を変えて、それでもダメなら別の端末を試してみてください。案外あっさり解決するかもしれません。

ただただ初めての経験だったので何をどうすればなんてサッパリでしたw
もしかして古いAQUOS R3だったので壊れていたのかもしれませんが
iponeで1発成功したのでこのやり方と意味が分かりました!